What3words あなたが立っている場所を単語3つでキッチリ指定できる仕組み

「what3words」という仕組みを聞いたことがおありだろうか。
世界中を3メートル四方の四角に区切って、一つ一つのマス目を単語3つの組み合わせで表したものだ。建物でも、広大な野原でも、同じように3メートル四方で区切って、それぞれのマス目に単語3つの組み合わせがあてがわれている。
例えば、上の図はサンパウロの一部。真ん中にある四角の場所は、「tells」「steaming」「windy」という単語3つで表される。私の携帯のwhat3wordアプリで「tells.steaming.windy」と入力すると、きっちりこの場所が提示される。
日本の例だと、東京タワーのメインデッキ正面付近は「みはらし。だいかえん。きょうゆう」(区切りは句点「。」)で、富士山山頂付近が「きわまる。つなぐ。たくましい」だそうだ。
宅配ピザ屋さんが、このシステムを採用したとしよう。ピザを注文するときに、届けて欲しい地点の3単語を相手に伝えるだけ。説明はいらない。ピザ屋さんは、その地点にキッチリ持ってきてくれる。
例えば、スコットランドのハイランド地方や、北海道など、周りに目印となるものが何もないところで、あなたはオートバイで転倒したとしよう。助けを呼ぶのに、自分がいる場所の3単語を伝えるだけで、救助は迷うことなくやってきてくれる(イギリスはすでにそうなっているが、日本はまだのようだ)。
what3wordsを作った人がTED Talksで話している。世界を57兆の四角に区切ったそうだ。アフリカのナイジェリアでは、住所の代わりにこのwhat3wordの3単語が使われている。
こんなに便利で素敵なものが、日本の隅々まで広まっていないのは、もったいない。すでに配車アプリのS.RIDEや、北海道の恵庭市が採用しているようだが、救急車や消防車など人命救助に関わる機関は、ピンポイントで現場に直行できるので、採用しない手はない。フードデリバリーでも配達が簡単になるはずだ。


