バイク右直接触事故を半減させる方法

最近、免許証を更新しました。イギリスの運転免許を日本の免許に書き換えたので、運転歴40年超でも「初回更新」として大学生の年代の人たちに囲まれて講習を受けました。これで、あと3年は更新に行かずにすみます。

講習の中で、「右直事故」についてうんざりするほど繰り返し聞かされました。私は、この日本独特の事故は、1つのことさえ変えれば簡単に減らせると思いながら聞いていました。

イギリスでは、オートバイの定位置は、中央車線寄りです。車で言えば、ドライバーの位置がオートバイの位置になります。左から車を抜くことは禁止されています。オートバイが車を抜くときは、常に車の右側を抜きます。これは、いわゆる「すり抜け」でも同じで、車の右側を通ります。ロンドンなどの都市には125ccなどの小さなバイク、スクーターがわんさと走っていますが、これらも車の右側をすり抜けます。

日本では、どういうわけかオートバイの定位置は、路肩寄りの左です。湘南で白バイの後を走る機会に恵まれましたが、白バイですら左寄りを定位置にしています。

右直事故の大部分は、バイクが左側に位置していて前の車のかげに隠れているために、対向車から見えないことが原因だと思います。

イギリスのように、オートバイの定位置を中央車線寄りにすれば、前の車が行ってから、自分のバイクが車一台分の道路幅を占有しつつ前進するので、右折しようとする対向車から発見されやすいと思います。

もう一つ対向車に発見されるコツがあります。それは、オートバイを少し左右に振ることです。ただ一直線に進むと、対向車のドライバーは車だけを見ていて、オートバイが視界に入っているにもかかわらず認識されないということが起きます。オートバイを少し左右に振りながら前進すると、左右の動きがドライバーの目にとまり、認識される確率が高くなります。

最近、日本の右直事故についてのYoutubeを見る機会がありましたが、日本では車がオートバイを認識することが簡単ではないという事実を知らないライダーが多いのではないでしょうか。イギリスでは「SMIDSY(スミジィ)」ということがよく言われます。Sorry Mate I Didn't See Youの頭文字を取った言葉で、車のドライバーがいかにオートバイを認識しないか。視界に入っていても、オートバイを見落とすかが盛んに言われます。もしかしたら、日本のライダーには、SMIDSYについて知らない人が多いのかも知れません。右折しようとしている対向車が、自分のオートバイを認識せずに右折する危険性を常に想定しながら交差点を通過することで、事故を避けられる可能性が高くなります。

スーパーカブに乗っていたときは、車速が低いのと、車格がないので、左側を申し訳なさそうに走っていましたが、トリシティ155に乗っていたときは、車格と車速があったので、常にイギリス式で中央車線寄りにいました。今回また160ccのスクーターに乗り換えたので、これからまたイギリス式の定位置で押し通していこうと思います。

日本は、オートバイの定位置を左寄りにしているがために、対向車からは車の陰の後ろに隠れてしまい、発見が遅れます。オートバイの定位置をイギリスのように中央車線寄りの右寄りにすれば、この問題は解消できます。

オートバイの定位置を路肩側に置く根拠は何なのでしょうか。イギリスのオートバイの定位置に比べてずっと危険性が高い仕組みだと思います。

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